移行元サーバーの契約期間をご確認ください。サーバーの移転作業中にサイトが閲覧できなくなったり、メールの受信漏れが発生しないように、並行運用期間が必要です。移行元とのご契約と、当社とのご契約が重なる期間を1ヶ月ほどご用意ください。
ドメインの管理会社をご確認ください。サーバー移転後もドメインの管理は現在の管理会社で行うのか、当社に移管するのかご検討ください。
サーバーの移転と、ドメインの移管は別の手続きとなります。
現在のドメイン管理会社で、ドメインのネームサーバー情報を変更可能であれば、当社に移管しなくても、他社管理のまま利用できます。下記に該当する場合は当社への移管をご検討ください。
ドメインを当社に移管される場合は、下記のオンラインマニュアルをご確認ください。
ドメイン移転ガイド
ドメイン移管手続きはサーバー移転前でも、移転完了後でも、どちらでも手続き可能ですが、移管完了までに1週間から10日ほどかかる場合があります。
お客様に代わってサーバー移転作業を代行するサービスをご用意しております。詳しくは下記のページをご確認下さい。
サーバー移行支援サービス
サーバー移転手順のおおまかなスケジュールは下記の通りです。
STEP | ウェブサーバー | メールサーバー | ||
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移行元サーバー | 当社サーバー | 移行元サーバー | 当社サーバー |
2 | 運用中 | ドメイン設定とデータ移行 | 運用中 | 同じメールアドレスを設定 |
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3 | 運用中 | サイト表示を確認 | 運用中 | メールソフトに 当社メールサーバーからの 受信設定を追加 |
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4 | DNS情報の切り替え (並行運用期間) どちらかのウェブサーバーにアクセスがあります。 |
DNS情報の切り替え (並行運用期間) どちらかのメールサーバーにメールが届くので、 メールソフトには両方からの受信設定が必要です。 |
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5 | 移行元サーバーを解約 | 運用中 | 移行元サーバーを解約 | 運用中 |
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全体が完了するまで1ヶ月ほどの期間がかかります。
DNS情報の切り替え期間中は移転元のサーバーと並行して運用する必要があります。
一般的にサーバーを移転するためにネームサーバーを変更すると、新しいDNSレコード情報が反映するまでに数週間ほどかかるとの見解があります。これは古いネームサーバーに残っている古いDNSレコード情報がDNSキャッシュサーバーに繰り返しキャッシュされてしまい、新しいDNSレコード情報が反映するまで時間がかかっていまうことが原因です。
当社のマニュアルでは、この問題を回避するため、いきなりネームサーバーを変更してしまうのではなく、先に古いネームサーバー側のDNSレコード情報を新しいDNSレコード情報に書き換えることで、DNS情報の反映時間を短縮し、サーバーの移転が完了してから、最後にネームサーバーを変更する手順をおすすめしています。
なお、ネームサーバーサービスによっては、DNSレコード設定を変更できないサービスもあるので、その場合はこの問題を回避できません。新しいDNSレコード情報が反映するまで時間がかかる場合があるので、サーバーの並行運用期間を数週間ほど見込んでおく必要があります。他社サーバー(IPアドレスは、仮に 192.0.2.1 とします)で運用中のWebサイト「http://www.example.com/」を KAGOYA Internet Routing でご契約いただいたサーバー(IPアドレスは、仮に 192.0.2.2 とします)へ引越しする場合を例にご説明します。
他社メールサーバー(IPアドレスは、仮に 192.0.2.1 とします)で運用中のメールアドレス「info@example.com」を KAGOYA Internet Routing でご契約いただいたメールサーバーへ引越しする場合を例にご説明します。