メールゲートウェイのSMTPログ

「メールゲートウェイのSMTPログ」は「KAGOYA MAIL シルバー」のみご利用いただけます。

コントロールパネルから現在利用中のメールサーバー情報を確認できます。
また、「専用メールサーバー」や「KAGOYA MAIL」をご利用中の場合は、各種設定の変更やログの確認も可能です。

目次

メールゲートウェイのSMTPログ

「KAGOYA MAIL シルバー」をご利用中の場合、過去2ヶ月間のメールゲートウェイサーバーのSMTPログを確認できます。

1.当社コントロールパネルで、以下の画面を開きます。

コントロールパネル内で移動する場合は、次の操作を行ってください。

上部メニューの「メール」をクリックし、「メールサーバー」より「メールゲートウェイのSMTPログ」をクリックします。

メールゲートウェイのSMTPログ

2.[メールゲートウェイのSMTPログ]が表示されます。

メールゲートウェイのSMTPログ

過去2ヶ月分のログが1日ごとに保存されています(表示されるサイズ単位は byte です)。
確認したいログの右端のチェックボックスにチェックを入れ、「ダウンロード」をクリックします。

3.任意の場所に保存します。

4.ダウンロードが完了したら解凍ソフトでファイルを解凍します。

「メモ帳」や「TeraPad(参考URL:https://tera-net.com/library/tpad.html)」などのテキストエディタで開きます。

ログ

ログの内容を確認できます。

メールゲートウェイのSMTPログの見方

メールゲートウェイサーバーでは、SMTP接続の状況や接続元情報をログとして記録しています。

ログに表示される主な項目は以下のとおりです。

  • Sep 16 05:18:41 mgws-r3-km0000 postfix/smtpd[965830]: connect from xxxx.example.com[123.456.789.123]

Sep 16 05:18:41 ログが記録された日時
mgws-r3-km0000 メールゲートウェイサーバー名
postfix/smtpd[965830] SMTP接続を処理したPostfixプロセス名とプロセスID
xxxx.example.com 接続元IPアドレスの逆引きホスト名
123.456.789.123 接続元メールサーバーのIPアドレス

 

 

送信が成功した場合

接続元サーバーからSMTP接続が行われ、メール受信処理が正常に完了した場合のログです。

  • Sep 16 05:25:10 mgws-r3-km0000 postfix/smtpd[965830]: connect from xxxx.example.com[123.456.789.123]
    Sep 16 05:25:11 mgws-r3-km0000 postfix/smtpd[965830]: 1A2B3C4D5E: client=xxxx.example.com[123.456.789.123]
    Sep 16 05:25:12 mgws-r3-km0000 postfix/cleanup[965900]: 1A2B3C4D5E: message-id>
    Sep 16 05:25:12 mgws-r3-km0000 postfix/qmgr[965400]: 1A2B3C4D5E: from=, sizecpt=1 (queue active)
    Sep 16 05:25:12 mgws-r3-km0000 postfix/smtpd[965830]: disconnect from xxxx.example.com[123.456.789.123] ehlo=1 mail=1 rcpt=1 data=1 quit=1 commands=5

connect from xxxx.example.com[123.456.789.123]

接続元メールサーバーがメールゲートウェイサーバーへのSMTP接続を開始したことを示します。

・xxxx.example.com:接続元サーバーのホスト名
・123.456.789.123:接続元サーバーのIPアドレス

1A2B3C4D5E: client=xxxx.example.com[123.456.789.123]

接続元サーバーからメール送信処理が開始されたことを示します。

1A2B3C4D5E はPostfixがメールごとに割り当てるキューIDで、このキューIDを利用して、後続の配送ログを追跡できます。

message-id=<123456@example.com>

メールヘッダーに含まれる Message-ID を記録しています。
Message-ID はメールごとに割り当てられる識別子です。

from=<info@example.com>, size=25480, nrcpt=1

・from:送信者メールアドレス
・size:メールサイズ(バイト数)
・nrcpt:宛先数

disconnect from xxxx.example.com[123.456.789.123] ehlo=1 mail=1 rcpt=1 data=1 quit=1 commands=5

SMTPセッションが正常に終了したことを示します。
各値は実行されたSMTPコマンド数を表します。

・ehlo:接続先サーバーへ自己紹介を行うコマンド
・mail:送信者アドレスを通知するコマンド
・rcpt:宛先アドレスを通知するコマンド
・data:メール本文を送信するコマンド
・quit:SMTP通信を終了するコマンド
・commands:実行されたコマンド総数

 

上記のログでは、SMTP接続後に送信者情報・宛先情報・メール本文が正常に受信され、メールがメールゲートウェイサーバーへ受け付けられています。

また、disconnect のログに mail=1、rcpt=1、data=1 が記録されていることから、接続だけでなく実際にメール送信処理まで完了したことを確認できます。

接続のみ行われた場合

接続元サーバーから接続は行われたものの、メール送信処理まで進まなかった場合のログです。

  • Sep 16 05:18:41 mgws-r3-km0000 postfix/smtpd[965830]: connect from xxxx.example.com[123.456.789.123]
    Sep 16 05:18:41 mgws-r3-km0000 postfix/smtpd[965830]: NOQUEUE: lost connectionNECT from xxxx.example.com[123.456.789.123]
    Sep 16 05:18:41 mgws-r3-km0000 postfix/30]: disconnect from xxxx.example.com[123.456.789.123] commands=0/0

connect from xxxx.example.com[123.456.789.123]

接続元のメールサーバーがメールゲートウェイサーバーへ接続を開始したことを示しています。

・xxxx.example.com:接続元サーバーのホスト名
・123.456.789.123:接続元サーバーのIPアドレス

lost connection after CONNECT

SMTP通信を開始する前に接続が切断されたことを示します。
接続元サーバーや通信経路の都合により切断された場合などに出力されます。

disconnect from xxxx.example.com[123.456.789.123] commands=0/0

接続が終了したことを示します。
commands=0/0 は SMTP コマンドが一度も実行されなかったことを意味します。

ホスト名チェックで接続拒否された場合

接続元サーバーのホスト名情報を確認できなかったため、接続が拒否された場合のログです。

  • Sep 16 05:19:17 mgws-r3-km0000 postfix/smtpd[965830]: connect from xxxx.example.com[123.456.789.123]
    Sep 16 05:19:17 mgws-r3-km0000 postfix/smtpd[965830]: NOQUEUE: reject: CONNECT from xxxx.example.com[123.456.789.123]: 450 4.7.25 Client host rejected: cannot find your hostname, [123.456.789.123]; proto=SMTP
    Sep 16 05:19:17 mgws-r3-km0000 postfix/30]: disconnect from xxxx.example.com[123.456.789.123] commands=0/0

450 4.7.25 Client host rejected: cannot find your hostname

接続元IPアドレスの逆引きホスト名が確認できなかったため、接続を一時的に拒否したことを示します。

・450 は一時的なエラー
・接続元サーバー側で逆引きDNS設定が正しく行われていない場合などに発生します

proto=SMTPT

SMTPプロトコルを使用した接続であったことを示します。

宛先メールアドレスが存在しない場合

送信元サーバーからメール送信処理が行われましたが、宛先メールアドレスが存在しないため受信を拒否した場合のログです。

  • Sep 16 05:30:21 mgws-r3-km0000 postfix/smtpd[965830]: connect from xxxx.example.com[123.456.789.123]
    Sep 16 05:30:22 mgws-r3-km0000 postfix/smtpd[965830]: NOQUEUE: reject: RCPT from xxxx.example.com[123.456.789.123]: 550 5.1.1 <user@example.com>: Recipient address rejected: User unknown in virtual mailbox table; from=<info@example.net> to=<user@example.com> proto=ESMTP helo=<mail.example.net>
    Sep 16 05:30:22 mgws-r3-km0000 postfix/smtpd[965830]: disconnect from xxxx.example.com[123.456.789.123] ehlo=1 mail=1 rcpt=0/1 quit=1 commands=3/4

connect from xxxx.example.com[123.456.789.123]

接続元メールサーバーがメールゲートウェイサーバーへのSMTP接続を開始したことを示します。

・ホスト名:接続元サーバーのホスト名
・IPアドレス:接続元サーバーのIPアドレス

550 5.1.1 <user@example.com>: Recipient address rejected: User unknown in virtual mailbox table

宛先メールアドレスが存在しないため、メール受信を拒否したことを示します。

・550 5.1.1:宛先アドレスが存在しないことを表すエラーコード
・user@example.com:送信先として指定されたメールアドレス
・from=:送信元メールアドレス
・to=:宛先メールアドレス
・helo=:接続元サーバーが名乗ったホスト名

disconnect from xxxx.example.com[123.456.789.123] ehlo=1 mail=1 rcpt=0/1 quit=1 commands=3/4

SMTP通信が終了したことを示します。
rcpt=0/1 は宛先アドレスの受け付けが失敗したことを表しています。

メールサイズ超過で拒否された場合

送信元サーバーからメール送信処理が行われましたが、メールサイズが受信可能な上限を超えていたため受信を拒否した場合のログです。

  • Sep 16 05:40:18 mgws-r3-km0000 postfix/smtpd[965830]: connect from xxxx.example.com[123.456.789.123]
    Sep 16 05:40:19 mgws-r3-km0000 postfix/smtpd[965830]: NOQUEUE: reject: MAIL from xxxx.example.com[123.456.789.123]: 552 5.3.4 Message size exceeds fixed limit; from=<info@example.net>
    Sep 16 05:40:19 mgws-r3-km0000 postfix/smtpd[965830]: disconnect from xxxx.example.com[123.456.789.123] ehlo=1 mail=0/1 quit=1 commands=2/3

connect from xxxx.example.com[123.456.789.123]

接続元メールサーバーがメールゲートウェイサーバーへのSMTP接続を開始したことを示します。

・ホスト名:接続元サーバーのホスト名
・IPアドレス:接続元サーバーのIPアドレス

552 5.3.4 Message size exceeds fixed limit

メールサイズが受信可能な上限を超えていたため、メール受信を拒否したことを示します。

・552 5.3.4:メールサイズ超過を表すエラーコード
・from=:送信元メールアドレス
・helo=:接続元サーバーが名乗ったホスト名

disconnect from xxxx.example.com[123.456.789.123] ehlo=1 mail=0/1 quit=1 commands=2/3

SMTP通信が終了したことを示します。

mail=0/1 は送信元サーバーがメール送信を試みたものの、メールサイズ超過により受け付けられなかったことを表しています。

 

550 5.1.1 は「宛先メールアドレスが存在しない」場合によく出力されます。
552 5.3.4 は「メールサイズが上限を超過している」場合によく出力されます。
どちらもメール本文の受信完了前に拒否されるため、メールは受信されません。

接続統計情報

SMTP接続の頻度や同時接続数などを記録した統計情報のログです。

  • Sep 16 05:22:37 mgws-r3-km0000 postfix/anvil[965578]: statistics:ction rate 1/60s for (smtp:123.456.789.123) at Sep 16 05:14:16
    Sep 16 05:22:37 mgws-r3-km0000 postfix/anvil[965578]: statistics: max connection count 1 for 123.456.789.123) at Sep 16 05:14:16
    Sep 16 05:22:37 mgws-r3-km0000 postfix/anvil[965578]: statistics: max cache size 2 at Sep 16 05:19:17

これらは Postfix の接続制御機能(anvil)が定期的に出力する統計情報です。

max connection rate 1/60s for (smtp:123.456.789.123)

対象IPアドレスからの接続頻度を表します。
この例では、60秒間に最大1回のSMTP接続があったことを示しています。

max connection count 1 for (smtp:123.456.789.123)

同時接続数の最大値を表します。
この例では、同時接続数の最大値は1でした。

max cache size 2

Postfixが接続情報を管理するために使用したキャッシュの最大件数を示します。
サーバー管理者向けの統計情報であり、通常はメール送受信の成否とは直接関係ありません。

 

上記のログでは、接続元サーバーからSMTP接続が行われたものの、SMTPコマンドの送信やメール配送処理まで進んでいません。
そのため、実際のメール送信ログ(MAIL FROM、RCPT TO、status=sent など)は記録されていない状態です。

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