送信ドメイン認証(SPF)

SPFレコードは“Sender Policy Framework” の略です。
メールの送信元 (Sender) のドメインが詐称されていないことを証明するための技術の一つです。
送信ドメイン認証(SPF)について

目次

はじめに

本マニュアルは「メールプラン 専用タイプ R2s」「メールプラン エンタープライズ R2s」が対象です。

共用メールサーバーをご利用の場合は、DNSレコード設定にてSPFレコードをご設定ください。
DNSレコードの設定に関しては「TXTレコードの設定」をご確認ください。


ご利用にあたっての注意点


  • SPFレコードを設定するには、事前に、メールアドレスに利用する「独自ドメイン」を当社メールサーバーで利用するための設定が必要です。

    独自ドメインの設定は、当社コントロールパネルで、以下の画面を開きます。

    設定方法に関しては、「メールアドレス(独自ドメイン)の追加」をご確認ください。

  • コントロールパネルでの設定は、独自ドメインのネームサーバーに当社のネームサーバー(ns0.kagoya.net/ns1.kagoya.net)を登録している場合に有効となります。
    他社のネームサーバーをご登録の場合は、当該ネームサーバーにてご設定ください。

  • Active! gateをご利用の場合は、include:Active! gateサーバー名が自動的に登録されます。

  • SPFレコードは250文字以内で以内で記述ください。
    生成したレコードイメージが250文字を超過した状態で更新を行うと、以下のエラーが表示され登録ができません。
    当該エラーが出た場合は修正ください。
    エラー

SPFレコード設定

1.当社コントロールパネルで、以下の画面を開きます。

共用メールサーバーをご利用の場合は

でTXTレコードにてご設定ください。

設定方法に関しては、「TXTレコードの設定」をご確認ください。

2.上記リンクをクリックするとコントロールパネルのログイン画面が表示されます。

コントロールパネルにログイン済みの場合は、手順 3. へお進みください。

コントロールパネル

アカウント名とパスワードを入力し、ログインします。

コントロールパネル内で移動する場合は、次の操作を行ってください。

上部メニューの「メール」から「送信ドメイン認証」の「SPFレコード設定」をクリックします。
SPFレコード設定

3.[ SPFレコード設定 ]が表示されます。

[DNSレコード設定]が表示されます

4.ドメイン選択画面が表示されます。

プルダウンメニュー

設定するドメイン名を選択し「選択」ボタンをクリックし、
次に「SPFレコードを設定」ボタンをクリックします。


5.確認画面が表示されます。

OK」をクリックします。


6.設定が完了すると、「SPFを設定しました。」と表示されます。

SPFを設定しました

SPFレコードには「v=spf1 a:ご利用メールサーバー名 ~all」が登録されます。


■SPFレコード設定の更新

1.設定変更したいドメインのSPFレコード設定画面を表示します。

初期設定ではSPFレコードに「v=spf1 a:ご利用メールサーバー名 ~all」が登録されます。
初期設定から登録内容を変更する場合は、各項目を編集後、左下の更新ボタンをクリックします。

ip4、ip6、ホスト名、includeについて複数登録する場合は、
各項目の右側に表示されている+ボタンをクリックして入力欄を追加します。

SPFレコード設定
現在の選択肢で生成したレコードイメージ 現在編集している内容のSPFレコードが表示されます。
設定済みのレコード 設定されているSPFレコード内容が表示されます。
DNSへの反映状態* DNSに反映させる場合は利用する、反映させない場合は利用しないを選択します。
  • 利用しないを選択した場合、インターネット上で有効となりません。
ipv4 SPFレコードに登録するIPv4アドレスを入力します。
ip4:IPv4アドレスで記述されます。
例)ip4:203.0.113.100
  • 203.0.113.100 は例示用の IPアドレスです。
ipv6 SPFレコードに登録するIPv6アドレスを入力します。
ip6:IPv6アドレスで記述されます。
例)ip6:2001:db8:3333:4444:5555:6666:7777:8888.
  • 2001:db8:3333:4444:5555:6666:7777:8888.は例示用の IPアドレスです。
ホスト名 SPFレコードに登録するホスト名を入力します。
a:ホスト名で記述されます。
例)a:mss000.kagoya.net
include SPFレコードに登録するホスト名を入力します。
include:ホスト名で記述されます。
例) includ:kagoya.net
  • Active! gateをご利用の場合、
    include:Active! gateサーバー名が自動的に登録されます。
ポリシー SPFレコードのデフォルトの動作(all)について認証結果を指定します。
それぞれ以下の意味となります。
  • pass : 送信メールサーバーとして認証する
  • fail : 送信メールサーバーとして認証しない
  • softfail : 送信メールサーバーとして認証しないが
       正当なメールであっても認証失敗する可能性もある
  • neutral : 認証されたかどうかを判断されたくない
  • 一般的にはfailまたはsoftfailを設定します。
    failで設定した場合、登録したホスト名、IPアドレスからのメール送信でない場合送信先で拒否されます。
    softfailで設定した場合、受信サーバー側の設定により処理されます。
SPFレコードに記述する内容についてはお客様のご利用内容に合わせてご設定ください。
他社サーバーから送信する場合のSPFレコード設定内容は、該当サーバー管理元にご確認ください。

2.確認画面が表示されます。

OK」をクリックします。


■ SPFレコード設定の削除

1.削除したいドメインのSPFレコード設定画面を表示します。

右下の削除ボタンをクリックします。

SPFレコード設定

2.確認画面が表示されます。

OK」をクリックします。

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