DNSレコードの設定

独自ドメインのネームサーバーに当社のネームサーバー(ns0.kagoya.net/ns1.kagoya.net)を登録している場合、DNSレコードを設定することで、その独自ドメインを当社以外のサーバーで使用することができます。

目次

はじめに

  • 独自ドメインのネームサーバーに当社のネームサーバー(ns0.kagoya.net/ns1.kagoya.net)を登録している場合、
    当社コントロールパネルの操作で、DNS情報に Aレコード、CNAMEレコード、NSレコード、MXレコード、TXTレコード(SPFレコード)を設定できます。
    これらのDNS情報を設定することで、「ホスト名+ドメイン名」とIPアドレスを関連付けたり、送信ドメイン認証(Sender ID/SPF)の設定などができます。

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  • 共用サーバー・共用サーバー3G・マネージド専用サーバー・専用サーバー3G・メールプランをご利用中の場合は、無料でご利用いただけます。

    DNSレコード設定

    [新規提供中プラン]

    サービスプラン 月額利用料金
    レンタルサーバー ライト 無料
    ベーシック
    ハイエンド

    [新規提供終了プラン]

    サービスプラン 月額利用料金
    共用サーバー Sシリーズ 無料
    マネージド専用サーバー 無料
    共用サーバー3G 無料
    専用サーバー3G 無料
    旧共用サーバー スタンダードプラン 550円/1ドメインごと
    Bプラン 550円/1ドメインごと
    旧専用サーバー 550円/1ドメインごと
    旧メールプラン 共用タイプ 無料
    専用タイプ,専用タイプR2
    エンタープライズ,エンタープライズ R2
    • 旧共用サーバー(スタンダードプラン・Bプラン)・旧専用サーバープランをご利用中の場合は、1ドメインごとに月額 550円のオプション料金が必要です。
    • 翌月から課金となります。

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  • 設定する独自ドメインは取得しておく必要があります。
    当社で独自ドメインを取得する場合は、当社コントロールパネルからお申込みください。

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  • 他社で管理中のドメインを使用する場合は、事前に使用したいドメインをコントロールパネルから登録してください。

    他社管理ドメインの利用

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  • カゴヤの他のアカウントで管理中のドメインを使用する場合は、事前にドメインを管理中のアカウントのコントロールパネルからドメインを使用したいアカウントに対し設定権限を付与してください。

    カゴヤ管理ドメインを複数アカウントで使用する

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  • 当社コントロールパネルでDNSレコード設定完了後、15分ほどで当社ネームサーバーに反映されます。
    • 当社ネームサーバーへの情報更新は、15分間隔(毎時0分, 15分, 30分, 45分)です。
    • ホスト名には、_ は入力いただけません。
    • 独自ドメイン(Web)設定と同一の「ホスト名 + ドメイン名」では、Aレコード・CNAMEレコードは設定できません。
    • 独自ドメイン(メール)設定と同一の「ホスト名 + ドメイン名」では、MXレコードは設定できません。
    • 当社ネームサーバー反映後、実際にアクセスが可能になるまでの時間は、アクセスするユーザの利用環境によって異なり、数分から数時間ほどかかる場合があります。
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DNSレコードの種類

■ Aレコード または AAAAレコードの設定

AレコードのAは「Address」の省略です。
特定の「ホスト名+ドメイン名」に対応する、固定IPアドレスを設定できます。

IPv4アドレスの場合は Aレコードで、IPv6アドレスの場合は AAAA(クワッドエー)レコードで設定します。

以下の書式で事前にレコード内容をクリップボードにコピーすると、画面あるをクリックする事でコピーしたレコード情報が自動的に入力枠に反映されます。

書式:[設定するホスト名.ドメイン名] IN A [IPアドレス]
 例:www.example.com IN A 203.0.113.100

Aレコードの設定

■ CNAMEレコードの設定

CNAMEのCは「Canonical NAME(正規名)」の省略です。
特定の「ホスト名+ドメイン名」を、別名の「ホスト名+ドメイン名」に転送できます。

以下の書式で事前にレコード内容をクリップボードにコピーすると、画面あるをクリックする事でコピーしたレコード情報が自動的に入力枠に反映されます 。

書式:[設定するホスト名.ドメイン名] IN CNAME [転送先のホスト名.ドメイン名]
 例:sub.example.com IN CNAME hoge.example.org

CNAMEレコードの設定

■ NSレコードの設定

NSは「Name Server」の省略です。
特定の「ホスト名+ドメイン名」を、別のネームサーバーで名前解決し、当社以外のサーバーで使用できます。

以下の書式で事前にレコード内容をクリップボードにコピーすると、画面あるをクリックする事でコピーしたレコード情報が自動的に入力枠に反映されます。

書式:[設定するホスト名.ドメイン名] 86400 NS [名前解決を行うネームサーバー名]
 例:example.com 86400 NS ns.example.com

NSレコードの設定

■ MXレコードの設定

MXは「Mail Exchanger」の省略です。
特定の「ホスト名+ドメイン名」宛のメールを、当社以外のメールサーバーに配送することができます。

以下の書式で事前にレコード内容をクリップボードにコピーすると、画面あるをクリックする事でコピーしたレコード情報が自動的に入力枠に反映されます 。

書式:[設定するホスト名.ドメイン名] IN MX [優先度] [配送先メールサーバー名]
 例:example.com IN MX 1 Aaspmx.l.google.com

MXレコードの設定

■ TXTレコードの設定

TXTは「Text」の省略です。
特定の「ホスト名+ドメイン名」に、テキスト情報(文字列)を関連付け、⇒ 送信ドメイン認証(Sender ID/SPF)などを設定できます。

以下の書式で事前にレコード内容をクリップボードにコピーすると、画面あるをクリックする事でコピーしたレコード情報が自動的に入力枠に反映されます 。

書式:[設定するホスト名.ドメイン名] 3600 IN TXT [設定する値]
 例:example.com 3600 IN TXT "v=spf1 ip4:203.0.113.100 include:kagoya.net ~all"

TXTレコードの設定

用語説明

「ホスト名+ドメイン名」とは

www.example.com の場合、www の部分がホスト名、
「 . (ドット)」で区切られた example.com の部分がドメイン名です。
「ホスト名+ドメイン名」の組み合わせを「FQDN」とも言います。

例)
www.example.com
subdomain.example.com
mail.example.com
ホスト名.ドメイン名

送信ドメイン認証(Sender ID/SPF)とは

主に携帯電話キャリアが、送信元情報を詐称して大量に配信される迷惑メール(なりすましメール)への対策として、正当なメールサーバから送信されたメールか判断するために利用している認証技術です。
たとえば、携帯電話宛にメールを送信すると、携帯電話キャリアの受信サーバは、メールの送信元のIPアドレスと、ネームサーバに公開されている送信用メールサーバーの情報(SPFレコード)との整合性を確認し、そのメールが正当なメールサーバから送信されたものかどうかを判断します。

独自ドメインのネームサーバーに当社のネームサーバー(ns0.kagoya.net/ns1.kagoya.net)を登録している場合、当社ネットワーク内のサーバーについては送信用メールサーバーとして認証されるよう、当社にてSPFレコードを設定済みです。
そのため、当社ネットワーク内のサーバーからメールを送信する場合は、なりすましメールを拒否する設定をしている携帯電話でも受信可能です。

当社以外のサーバーからメールを送信する場合は、送信元のサーバーがSPFレコードに設定されていないため、なりすましメールと判断されて拒否されてしまいます。なりすましメールと判断されないためには、TXTレコードで SPFレコードの設定が必要です。

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