PHPバージョンの管理

目次

CGI版PHPの使用

.htaccess を設置することで、ディレクトリごとにご希望のバージョンのCGI版PHPを使用できます。

.htaccess の利用

  • 使用可能な PHP のバージョン

【新規提供中プラン】

サービスプラン モジュール版PHP
初期バージョン
モジュール版PHP
バージョン変更
CGI版PHP
提供バージョン
レンタルサーバー
ライト
ベーシック
ハイエンド
8.2系
8.2系/8.1系/7.4系
8.2系/8.1系/7.4系

【新規提供終了プラン】

サービスプラン モジュール版PHP
初期バージョン
CGI版PHP
初期バージョン
モジュール版PHP
バージョン変更
CGI版PHP
提供バージョン
共用サーバー
S12,S22,S32
-
8.1系
不可
5.6系/7.0系/7.1系/7.2系/7.3系/7.4系/8.0系
共用サーバー
S11,S21,S31
5.6系
-
不可
7.0系/7.1系/7.2系
共用サーバー
S10,S20,S30
5.6系
-
不可
5.4系/5.5系/7.0系
共用サーバー3G
5.3系
-
不可
5.2系/5.4系/5.5系
旧共用サーバー
スタンダードプラン
Bプラン
5.2系
-
不可
5.3系/5.4系
マネージド専用サーバー
4 R2シリーズ
8.1系
-
5.6系/7.0系/7.1系/7.2系/7.3系/7.4系/8.0系
5.6系/7.0系/7.1系/7.2系/7.3系/7.4系/8.0系
マネージド専用サーバー
3シリーズー
(012, 022を含む)
5.6系
-
5.4系/5.5系/5.6系/7.0系/7.1系/7.2系
5.4系/5.5系/5.6系/7.0系/7.1系/7.2系
マネージド専用サーバー
2シリーズー
(012, 022を除く)
5.6系
-
5.4系/5.5系/5.6系/7.0系
5.4系/5.5系/5.6系/7.0系
マネージド専用サーバー
1シリーズ
5.4系
-
5.4系/5.5系
5.4系/5.5系
専用サーバー3G
2シリーズ
5.3系
-
5.3系/5.4系/5.5系
5.3系/5.4系/5.5系
専用サーバー3G
1シリーズ
5.2系
-
5.2系/5.3系/5.4系
5.2系/5.3系/5.4系
旧専用サーバー
5.2系
-
不可
-
  • 一般的にCGI版PHPは、モジュール版PHPで動作する場合と比較して、パフォーマンスが下がります。

  • CGI版PHPで動作する場合、コントロールパネルから変更したPHP設定の内容は引き継がれません。
    お客様で、.user.ini を設置してPHP設定を変更する必要があります。

    ⇒ PHP設定を .user.ini で変更する

.htaccess でCGI版PHPのバージョンを指定する

1..htaccess ファイルに以下の記述をします。

記述例

PHP 5.5.x を使用する場合

<FilesMatch \.php$>
  SetHandler php55-cgi
</FilesMatch>

PHP 5.6.x を使用する場合

<FilesMatch \.php$>
  SetHandler php56-cgi
</FilesMatch>

PHP 7.0.x を使用する場合

<FilesMatch \.php$>
  SetHandler php70-cgi
</FilesMatch>

PHP 7.1.x を使用する場合

<FilesMatch \.php$>
  SetHandler php71-cgi
</FilesMatch>

PHP 7.2.x を使用する場合

<FilesMatch \.php$>
  SetHandler php72-cgi
</FilesMatch>

PHP 7.3.x を使用する場合

<FilesMatch \.php$>
  SetHandler php73-cgi
</FilesMatch>

PHP 7.4.x を使用する場合

<FilesMatch \.php$>
  SetHandler php74-cgi
</FilesMatch>

PHP 8.0.x を使用する場合

<FilesMatch \.php$>
  SetHandler php80-cgi
</FilesMatch>

PHP 8.1.x を使用する場合

<FilesMatch \.php$>
  SetHandler php81-cgi
</FilesMatch>

PHP 8.2.x を使用する場合

<FilesMatch \.php$>
  SetHandler php82-cgi
</FilesMatch>

2.FTP で .htaccess ファイルを任意のディレクトリにアップロードします。

アップロードしたディレクトリ以下に設置されているPHPスクリプトは、指定したバージョンのCGI版PHPで動作します。

  • .htaccess を設置していないディレクトリではコントロールパネルで指定したバージョン(共用サーバーS10,S20,S30をご利用中の場合は PHP 5.6.x)で動作します。

CGI版PHPで動作する場合、コントロールパネルから変更したPHP設定の内容は引き継がれません。

お客様で、.user.ini を設置してPHP設定を変更する必要があります。

⇒ PHP設定を .user.ini で変更する

PHP設定を .user.ini で変更する

CGI版PHPをご利用中の場合、「PHP マニュアル > php.ini ディレクティブのリスト」でモードが、「PHP_INI_PERDIR」あるいは「PHP_INI_ALL」のディレクティブは、.user.ini ファイルを設置することで設定を変更できます。

PHP設定を変更したいディレクトリに .user.ini という名前のファイルを作成し、php.ini と同じ記述方法で設定します。
■参考LINK:PHP マニュアル

■ log_errors を ON にする(PHP のエラーログを出力する)

PHP のエラーログを出力するには、PHP の設定で log_errors を ON にする必要があります。
「PHP マニュアル > php.ini ディレクティブのリスト」を確認すると、このディレクティブは「PHP_INI_ALL」なので、.user.ini ファイルに以下の記述をすることで設定を変更できます。

【記述例】

log_errors = On

PHP のエラーは Apache のエラーログに出力されます。エラーログを確認するには、当社コントロールパネルで、以下の画面を開きます。

■ max_input_vars を変更にする

1度にPOSTできる上限値を変更するには max_input_vars を設定する必要があります(デフォルト値は 1000 です)。
「PHP マニュアル > php.ini ディレクティブのリスト」を確認すると、このディレクティブは「PHP_INI_PERDIR」なので、.user.ini ファイルに以下の記述をすることで設定を変更できます。

【記述例】

max_input_vars = 2000

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